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柴田浩幸@HAL_Jさんの著書『3ヶ月でTOEIC300点上げる フィリピン語学留学 [Kindle版]』を読みました

書籍

3ヶ月でTOEIC300点上げる フィリピン語学留学 [Kindle版]を読みました

フィリピン留学でお世話になった語学学校サウスピークで英語学習アドバイザーを務めておられる、柴田浩幸@HAL_Jさんの著書 3ヶ月でTOEIC300点上げる フィリピン語学留学 を読みました。

読んだのはもう一ヶ月も前のことですが、ブログに書くのを忘れてました。書評、ってわけではないですが、感想等を僕のフィリピン留学の体験とともに記事にして残しておきます。

サウスピーク

2015年の4月から7月の3ヶ月間、サウスピークに語学留学をしていました。

ネットでは結構スパルタ式の学校だとか言われてますが、僕は特にそうは思いませんでした。マンゴーストリートに行くことや、敷地内での飲酒は禁止されていますが、もともとナイトクラブやお酒にそれほど興味もなかったので、気にならなかったです。

留学前の点数:TOEIC 480(620)点(後述)
留学後の点数:TOEI 940点 TOEIC SW 300点
勉強時間:1日平均12時間*約90日(土日含む) = 約1080時間

それこそ朝から晩まで勉強してました。何事も時間を投資した下積みが必要です。このブログだってその投資の軌跡です。

サウスピークは、勉強する環境がしっかり揃っているので、環境に影響される人、『成果はあげたいけど日本では効率が悪い』って人にオススメです。

学生向けに春休みプロモやってるみたいですね。就活に向けてTOEICのスキルを伸ばしてみてはどうでしょうか。
http://souspeak.com/promo2014spring/
2014って書いてあるけど、まあ2016年のでしょうね。留学体験談に僕は載ってませんが、いつか僕がプログラマとして大成した時には載るんでしょう。(笑)

実は卒業して数ヶ月経つ今でも、サウスピークの経営者の方にはお世話になっています。このブログを書き始めるきっかけになったプログラミングのカリキュラムも考えてもらいました。

フィリピンの語学学校はサウスピークしか経験していませんが、一介の学生にここまで熱意を持って親身に接してくれる経営者はいないんじゃないでしょうか。

生徒と経営者の距離が近い。だからこそ生徒が伸びる学習環境が保たれ続けているのだと思います。

タイトルに偽りなしーフィリピン留学の実体験

少し、サウスピークのシステムについて説明しておきましょう。
サウスピークでは、留学前にTOEICの点数や目標(到達したい点数、あるいは会話能力を特に上げたいという具体的な目標など)をHAL_Jさんに伝えることで、自分のレベルにあったカリキュラムを作ってもらえます。そしてそのカリキュラムに沿って、留学前の事前学習と留学中の学習を行います。

実は、僕はそこでポカをしでかしました。

2015年の春、サウスピークに留学を申し込んだ僕は、現時点での点数を伝えるため、久々にTOEICを解いてみました。その点数はなんと480点。 ちなみに大学入学当初のTOEIC点数は620点。まあ英語がちょっと得意な大学生レベルですね。それから月日が経ち、フィリピン留学前にTOEICの公式問題集を解いてみると、500点を切っていました。TOEICの解き方をすっかり忘れていたのです。

もう一度別の問題を解けばいいのに、アホな僕はその点数をそのままHAL_Jさんに伝えてしまいます。もちろんHAL_Jさんが僕にくれたカリキュラムは英語がほとんどできない初心者用に作られたものでした。

で、実際に留学が始まってみてから気付きました。カリキュラムが簡単すぎる(当たり前だ)。
そこで日本人スタッフと相談し、カリキュラムを早め、授業のレベルをあげることにしました。その結果、留学中最後のTOEICテストでは320点アップ、480点からすると460点アップの940点を達成することができました。

たった”3ヶ月でTOEIC300点上げる”ことは、可能です。というか可能でした。
そのためには学校選びが大切であると思いますし、HAL_Jさんも書籍の中で指摘しています。

英語力を上げるための学校選びの基準は次の5つです。HAL_Jさんの基準を参考にしつつ、僕の意見とサウスピークの思い出を記します。

  • 生徒の『語学力向上』を重視しているか
  • 日本人が多いか
  • 都市圏にあるか
  • 政府に認可されているか
  • ウェブ上の情報に惑わされない

生徒の『語学力向上』を重視しているか

サウスピークは閉鎖された空間でした。
サウスピークでは、朝昼夜の三食が用意されます。部屋の掃除も服の洗濯もベッドメイキングもしてくれます。外に出る必要がないので、存分に勉強に集中できます。
閉鎖された空間、完成された環境を提供してくれる学校を選びましょう。

また、生徒側の意識の持ち方、勉強の臨み方として、勉強するという目的をはっきりさせてから留学に臨みましょう。セブ島にはビーチが多くあり、リゾートを楽しむには最高の場所です。そして人間は弱い生き物なので、目標を強く持っていないと、そういった楽な方、楽しい方へ流れ、勉強をしなくなってしまいます。

せっかく語学留学したのにリゾートで遊んでいた思い出しかないなんて無駄ですよね。それなら、最初からリゾートを満喫しに、観光としてセブに行った方が何倍も有意義です。

日本人が多いか

その語学学校に日本人が多いかどうか、これも結構重要です。異文化の人との共同生活は、かなりストレスが溜まります。僕は外国人に対してアレルギーがあるわけではありません。むしろ英語を話している時の方がテンションが上がります。でも、共同生活となると話は別です。

異文化交流を目的とするならいいかも知れません。でも、言葉もうまく通じない、ストレルフルな異文化圏の人との共同生活を乗り越えて得ることのできるものは、その対価に見合ったものなのでしょうか。異文化交流なんて英語を習得してからなら、いくらでもできるのに。

日本人スタッフがいるかどうか、彼らとコミュニケーションを継続してとれるかどうかも、勉強のための環境づくりには重要です。犯罪にあった時、病気になった時、勉強に詰まった時、彼らは強い力になってくれるはずです。

都市圏にあるか

講師の人材レベルの面で重要です。サウスピークの講師陣は全員TOEIC900点以上の実力があるそうです。結構ちゃんとした大学を卒業している人もいるようで、休み時間に雑談していて飽きない、とても面白い(interesting)人たちばかりでした。

ちなみにですが、この休み時間の雑談でスピーキング力・リスニング力がかなり鍛えられました。留学当初はほとんど聞き取れないし喋れなかったのですが、TOEIC800点を超えたあたりからは休み時間・昼食時間はずっと喋っていました。力がついてからの英語での雑談はストレス解消にもなります。オススメです。
日本人とのコミュニケーションは苦手な方なんですけどね…

政府に認可されているか

フィリピンの語学学校はフィリピン教育庁(TESDA)、フィリピン移民局の認可(SSP)が必要らしいです。認可されておらず、政府のガサ入れがあった場合、生徒は強制送還されるんだとか。

そういえば最近こんな事件がありましたね。
()https://www.facebook.com/navicebu/posts/921700317904717

コールセンターで働く日本人約60が違法就労で逮捕
NBIが強制捜査、コンピュータなどを押収

 9月11日午後、セブ市内にあるITパークのコールセンターで働いている日本人が外国人就労許可証を持たずに仕事をしていたとして労働法違反容疑で国家捜査局(NBI)に逮捕された。NBIが強制捜査、社内にいた日本人約60人を拘束した。地元メディアがいっせいに報じた。

 会社には日本人約100人が働いていたが、残りの40数人は捜査時、会社にいなかった。日本人が違法就労をしているという告発を受けたNBIが内偵を進め、セブ地裁が10日、日本人への逮捕状を発付した。捜査に同行した労働雇用省の職員が日本人従業員に外国人就労許可証の提示を求めたが、不所持を認めたため逮捕したという。NBIは会社にあったコンピュータや給与明細の書類、パスポートの写し、ビザの延長記録などを証拠物件として押収した。

 同社が入居する15階建てのビルは経済特区に指定され、多数のコールセンターが入居している。同社は操業5年目。労働法に違反して有罪になった場合、禁錮3か月から3年、1,000ペソから10,000ペソの罰金が課されるという。

コールセンターで働く代わりに英語の勉強をタダですることができる『無料インターンシップ』を行っていた会社だそうです。

違法性どうこうより、このインターンシップのシステムにも疑問があります。 どう考えても日本でコールセンターのバイトをして、お金を貯めてからフィリピン留学して勉強に集中した方が効率がいいです。

それに加え、労働ビザを会社が発行いませんでした。会社は目先の利益に惑わされた結果、大ダメージを受けたわけですが、この会社を選んだインターン生にも問題はあると思います。 強制送還されて国際社会のブラックリストに入れられてしまっては、将来フィリピンに入国することもできませんし、フィリピン以外でもビザが降りにくくなってしまうかもしれません。

ちゃんと自分で調べて信頼できる政府認可の学校を選びましょう。

ウェブ上の情報に惑わされない

ネット上では語学学校のステマなどが氾濫しています。どの学校を選べばいいのか、どの情報が正しいのか、正直全然わかりません。でも、ひとつ言えることは学校のウェブページを読み込んでみると、ある程度は把握できるということです。

例えばトップページに芸能人の写真とその人の体験談を載せている語学学校があるとします。そういった学校は基本的には南国やリゾート感を一番にプッシュしているはずです。払った授業料は、そういう広告費ではなく、勉強の環境を整えるために使ってくれと思うので、個人的にはナシ、選択肢から外します。

生徒に課す目標が曖昧な学校もナシ。僕が目標志向の人間だからってこともあると思いますが、その学校に留学することで何を達成できるのか、はっきりしている方がいいです。生徒が達成すべき目標が数値としてはっきりしているということは、その目標を十分達成できるような環境を学校が提供できている、ということなので信頼できます。

まとめ

さて、『3ヶ月でTOEIC300点上げる フィリピン語学留学 [Kindle版]』を参考に、フィリピン留学の学校選びの基準を題材に書いてきました。本書では、『個人の留学体験談を鵜呑みにしない』とも書かれています。つまりこの記事も、鵜呑みにしてはダメなんです。全否定です。


僕はフィリピン語学留学以外に、ドイツ語の語学留学をしたことがあります。でも、それは全くのお遊びに終わりました。何も得たものはありません。手元に残ったのは綺麗な建物の写真ぐらいです。次の年は、バックパッカーを1ヶ月しました。遊びは遊びとして、勉強とは分けたほうがいいと気づいたからです。さらにその次の年、今度は勉強をしにフィリピンに留学しました。その結果は、成功でした。

語学留学になにをしに行くのか。それが曖昧なままでは、僕のドイツ語学留学のように、失敗に終わるかもしれません。その前に、今一度留学の意義を考えるために、この本を手にとってはいかかでしょうか。

本書にはフィリピン留学の真実を、綺麗な言葉で覆い隠すことなく、書かれています。留学エージェントやネット上の甘い言葉に騙され、留学を失敗に終えることのないよう、本書はフィリピン語学留学の学校選びのガイドラインとして、十分な内容になっていると思います。

http://souspeak.com/