Node.jsを理解する
参考、引用:
いまアツいJavaScript!ゼロから始めるNode.js入門〜5分で環境構築編〜
第1回 Node.jsとは:基礎から学ぶNode.js|gihyo.jp … 技術評論社
さらに詳しく:
node.jsの特徴
- ブラウザGoogle Chrome用に開発
- JavaScriptエンジンV8がサーバ上でプログラムを実行。軽量で効率よく多くのリクエストを処理するネットワークアプリケーションの構築ができるプラットフォーム
- サーバサイドJavaScript
Node.jsでは“軽量で効率良く”というのを実現するために次の2つのモデルを採用しています。
JavaScriptの1つの特徴にシングルスレッドで動作することがあります。これはNode.jsでも同様で,デッドロックなどを意識する必要がなくなります反面一度に1つの処理しかできないため複数の処理を捌けません。そのためNode.jsではノンブロッキングI/Oを採用しています。たとえば,データベースにアクセスして検索を実行して結果を取得する。この場合,データベースに問い合わせてから結果が返ってくるまで,待ち時間があります。一般的にはライブラリなどでデータベースから結果が返るまでの間,呼び出し元の処理を止めておきます。そのため結果を利用した処理を続けて定義できます。それに対してノンブロッキングI/Oは,データベースに問い合わせたら次の処理に移ります。結果の受け取りはコールバックで実現します。
さらにリクエストやコールバックの発生はイベントとして扱い(登録し),そのイベントに関する処理が終わったら,次のイベントを処理する。このようなイベントループをNode.jsは採用しています。
node.jsの環境構築
node.jsをインストールする前にnode.jsのバージョン管理をしやすくするため、以下のコマンドでNVM(Node Version Maneger)をインストールします。
git コマンドがインストールされていない場合はまず、gitをインストールしましょう。NVMがインストールされたら、コマンド:
>||$ nvm ls-remote||<
でダウンロード可能なNode.jsのバージョンリストを見ることができます。2015年10月25日最新版は偶数安定版の0.12.7。(奇数は開発版)
installコマンドで最新版をインストールします。
>||$ nvm install 0.12.7||<
バージョンを確認し、インストールが正常に終了したことを確認します。
>||$ nvm -v||<
次にデフォルトのNode.jsのバージョンを指定します。
>||$ nvm alias default v0.12.7||<
~/.bash_profileを、ターミナル起動時にnvmコマンドが適用されるように設定します。
>||$ vi~/.bash_profile||<
viはターミナル上で動作するテキストエディタです。bash_profileはログイン時にだけ実行される設定ファイルで、環境変数などを設定します。
bash_profileについて
viについて
が参考になるでしょう。
viでは編集モードと入力モードを使い分けます。初期画面で「i」を押して画面下に「INSERT」と表示されたら入力が可能です。編集モードに切り替えるには「Esc」キーを押します。
矢印キーなどでファイルの末尾に移動してから「i」を押して以下を追記します。
>||
if -s ~/.nvm/nvm.sh ;
then source ~/.nvm/nvm.sh
fi
||<
編集モードに切り替えて、:wqと入力し、ファイルを保存し終了します。これでbash_profileの変更が次回以降ターミナルを起動したときも適応されます。